私たちは農薬や肥料など外からの資材に頼らず、自然が本来持つ自然循環機能を増進させ、
土の中の微生物など、多くの生き物の力を最大限に活かして作物を育てています。
野山の樹や花は、人間が肥料を与えなくても、花を咲かせて実をつけます。
それは、植物を支える土壌に多くの虫や菌類、微生物たちが暮らす豊かな生態系があって、
植物はそこで健やかに生きられます。
肥料がなくても、土壌の環境さえ整えれば作物は育つのです。
外から肥料を与えることなく、作物が、自分自身の力で育つようにするのが、
“自然農法”の最大の特徴です。
農業は本来自然から恵みを授かる産業です。
持続的に食料を生産していくためには、農地の土壌を出来るだけ自然に近い状態で管理することが重要です。
自然農法家 福岡正信氏
私たちは土壌づくりを人の手から生き物たちに託しました。
そうして彼らが生み出す恵みを授かる“自然農法”は
自然と共存する持続可能な農業の理想形と考えます。
私たちの農業は無数の命を育んでいます。
「We are what we eat」
私たちが食べたものが体を作っている
食べものは、私たちが健康で暮らしていくために、大変重要なものです。
健全な土壌でこそ健全な植物が育ちます。
日々、口にする食べ物が、体に害を及ぼすものであってはなりません。
“体が喜ぶ!”
そんな生命力あふれる農作物を育てたいと、日々精進しています。
食と農業について高い関心をお持ちの消費者の方々と深い信頼関係を築いて、
環境に負荷をかけない持続可能な農業を拡げて参りたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!
ロゴの楠の木と天道虫について
※ロゴの楠の木は実際にある木(上記写真)をモチーフにしています。
このロゴには15年間の私たちの思いが詰まっています。
毎日、愛犬の“まる”と散歩するコースに
一本の大きな楠の木が神社の境内の隅に立っています。
高さは約20M、胴回りは6Mの巨木です。
いつもこの木の脇を通る度に立ち止まって、
こんな大きな木が育つことに、自然に対して畏敬の念を抱いて
眺めていました。
その頃、自然農法に転換した私の畑のみかんの木は衰弱し、
枯死するものが続出していました。
慌てて苗木を購入して植えるのですが、その苗木も育ちません。
野菜なら春作がダメなら秋作で挽回という事も可能ですが、
木を枯らすと苗木が順調に育っても5年間は収入が見込めません。
そんな絶望的な状況の中、いつしか散歩でこの楠の木の脇を
通る度に立ち止まって、楠の木に触れながら手を合わせて
祈るようになっていました。
“Please give me your power!”
自然の土壌には、こんな大きな木を育てることができる
底知れぬ“力”があることに希望を見い出し、このまま
自然農法を続けていこうとの決意を新たにしたのです。
今日まで諦めずに自然農法を続けて来れたのは、この
楠の木のお陰なのです。
私たちに“自然の力を信じる”ことを教えてくれました。
※ロゴの白いドットの天道虫は、“幸せの紅白”の七星天道虫です。
生命力のある農作物を通じて健康と幸せをお届けしたい
常識にとらわれない私たちのシンボルです。