知ってほしい農薬のこと

1.農薬は、農作物の生産を上げるために、生産の妨げとなる昆虫、カビ、細菌、などを殺したり、
競争相手となる農作物以外の植物(いわゆる雑草)の生育を抑制する目的で利用されます。

2.スーパーの棚に陳列したときに見栄えの良い、均質で傷のない野菜や果物ほど高級品という
消費者の価値観に合わせるために、農薬が使われています。


国産食品だから安心・安全というのは本当でしょうか?
日本では一部の農薬の規制が世界の趨勢から逆行し緩和されています。
そうしてそれらが残留した食品を私たちは毎日、口にしています。

浸透性農薬『ネオニコチノイド』とは

ネオニコチノイド系農薬は、主に昆虫に作用する強い神経毒性を持ち、
野菜や果樹、米、麦などの農作物向け殺虫剤として使用され、
今や世界で使用される農薬の4分の1近くを占めています。
さらに農作物だけではなく、林や街路樹の他、身近な家庭用殺虫剤や建材にも使用されています。
農地に使われたネオニコチノイドは水に溶けて土壌や地下水、河川、海中にも広がります。
ネオニコチノイドは『一度使うと長く効く』ことが重宝されており、
特に土壌中では数か月から場合によっては数年間も毒性が持続します。
このため、農薬の対象となる害虫以外の生物にも悪影響を及ぼし、
生物多様性を損ない生態系全体を脅かす恐れがあります。

従来の農薬は、植物の表面に付着させるものでしたが、「浸透性農薬・ネオニコチノ

イド」はその名のとおり、種子・根・葉・実の表面から植物全体に浸透し、植物全

体が毒性を持ちます。

また雨が降っても流れ落ちることがありません。

しかも、この農薬は少量で効き目が持続するので農水省も“減農薬”推進のために

は欠かせない農薬として位置づけています。
減農薬だからと言って必ずしも安全とは言えません。


EUでは2018年に屋外使用が禁止されました。
フランスでも同年、ネオニコチノイド5種を全廃する政令を公布しています。
その他の国でも同様の措置が広がっています。
ところが、日本では逆に残留基準値が緩和されるなど世界の動きと逆行する措置が取られています。

研究者たちは、肥満・アレルギーのみならず、脳の萎縮自立神経の失調神経伝達の異常
発達障害など数々のリスクを指摘しています。
詳しくは、下の動画をご覧ください。

私たちに出来ることは正確な情報を知り、危険を極力避けることです。
こうした食べ物を毎日食べ続けたら10年後どんな影響が出て来るのか?
特に赤ちゃんや成長盛りの子供への影響は心配です。

他国で規制が強化されている農薬の基準が、
どうして日本では逆に緩和されてしまったのでしょうか?
それは、消費者が農薬に関して無関心だからです。
農薬を売りたいメーカーとそれにお墨付きを与える御用学者、
その販売を許可する行政が一体となった利権が出来ており、
規制の強化は受け付けない構造が出来あがっています。
加えて、メディアがこのことを報じないため、農薬のリスクが社会に共有されていません。

ネオニコチノイドの人への影響

農薬を使っていない食べ物を選びましょう!

米や野菜、果物を「ネオニコフリー」にすることから始めよう

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